読めないPC用語辞典

 

パソコン用語って読めない言葉が多すぎると思いませんか? たとえば、画像ファイルの保存形式のひとつに「GIF形式」というものがあります。これって、どこをどう見ても「ギフ」だと思うんですが、一般的には「ジフ」と読むのが正解なんですよね。でも、やっぱりこれって絶対ヘンだと思うんですよ。GIFに限らず、知らなきゃ永遠に読めないパソコン用語は結構あるような気がします。そんな「読めないパソコン用語」の数々を取り上げてみようと思います。意味の方は適当に辞書ででも調べてみてください。

 

[@] アット、アットマーク
ニフティサーブが「@Nifty」に名称変更した影響もあってか、かなり一般的にこの読みが浸透しました。そういえば昔、「ピピン@(アットマーク)」なんていうインターネット端末もありましたね。あれはどこへ行ったんでしょう?

[~]チルダ
ホームページのURLアドレスに含まれている記号です。日本語入力システムの中には「にょろ」で変換できるものもあるので、そう呼んでいる人も結構いるようですが。

[.]ピリオド、ドット
いつの頃からでしょう? URLアドレスに含まれる「.」は「ドット」と読むのが主流になったようです。そういえば、ネット関連の会社を「ドットコム企業(.com企業)」なんて言いますね。

[100BASE-TX]ハンドレットベースティエックス
イーサネットの規格の1つですが、ずっと「ヒャクベースティエックス」だと思ってました。いきなり勘違いボンバー炸裂?!(…と思ったら、その呼び方でも通じることは通じるみたい)ちなみに家庭内LANでよく使われる規格「10BASE-T」は「テンベースティ」と読みます。

[API]エーピーアイ
「アピ」か「エーピーアイ」か分からなかったのですが、どうやら「エーピーアイ」が正しい模様。

[CTRL]コントロール
キーボードに印字されてますよね。これは「Control」の略なのでそのまま「コントロール」と読んで構いません。ちなみに同じくキーボードに印字されている「Esc」は「Escape」の略なので、これもそのまま「エスケープ」と読みます。

[BIOS]バイオス
Windowsの起動時に読み込まれるプログラム。これもワタクシ、恥ずかしながらパソ歴3年目くらいまで「ビオス」と読んでました…。

[bps]ビーピーエス
通信速度(データの転送速度)を表す単位。bit per secondの略です。ちなみにこの単位は1秒間に何"ビット"のデータを転送できるかを表すもので、決して何"バイト"ではありません。たとえば10Mbpsの場合、1秒間に転送できるバイト数は約1.25メガバイトとなります(1バイト=8ビット、1キロバイト=1024バイトで計算)。

[GUI]ジーユーアイ、グイ
Graphical User Interfaceの略。要はWindowsとかMacみたいに視覚的にコンピュータを操作できるアプリケーションのことです。ワタシはずっと「グイ」と読んでいたんですが、先日知人が「ジーユーアイ」と読んでいるのを聞いて青くなってしまいました。でも、別にどっちが間違いってことはないようですね。ちなみにワタシが「グイ」を連発していると妙に感心されてしまいました。どうやらアメリカでは「グイ」が一般的で、日本では「ジーユーアイ」と言う人が多いようです。

[IEEE]アイトリプルイー
米国電気電子学会の名称ですが、シリアルインターフェースの規格の名称(IEEE1394)としての方が有名かも。

[ISAスロット]アイサスロット
ネットワークカードなどを増設するときに使うインターフェース。パソコン本体の中を覗いてみると同じようなスロットがいくつかありますが、大きい方の差し込み口がISAスロット、小さい方の差し込み口がPCIスロット(ピーシーアイスロット)です。

[Linux]リナックス、リヌクス、リニクス、リヌックス、ライナックス
これは、積年のナゾでした。ワタシは誰に教わるともなく「リナ(ヌ)ックス」と読んでいましたが、「リヌクス」とか「ライナックス」と読む人も続出してかなり混乱しました。とりあえず上記の読みであれば、どれが誤りということはないようです。

[PnP]ピーアンピー、ピーエンピー
Plug and Play(プラグ・アンド・プレイ)の略。Windowsの周辺機器の認識を自動化する仕様のことです。自己流で「ピンピ」とか「ピンプ」とか言って赤っ恥かかないように気をつけましょう。

[SCSI]スカジイ(スカジー)
パソコンと周辺機器を接続するためのインターフェース。これぞ「知らないと永遠に読めない」パソコン用語の代名詞的存在です。

[TCP/IP]ティシーピーアイピー
インターネットの標準プロトコル(通信規約)です。TCP/IPに限らず、プロトコルは読みにくいのが多いですね。他にも「NetBEUI(ネットビューイ)」なんてのもあります。

[WWW]ダブリュダブリュダブリュ
う、唇噛みそう。「トリプルダブリュ」「スリーダブリュ」という言い方もされているようですが、最近はもっぱらこの呼び方が主流です。

 

余談ですが、読みがわからないときは、ひとまずアルファベットをそのまま読むといいと思います。たとえば「WWW」は「ダブリュダブリュダブリュ」、SCSIは「エスシーエスアイ」というように。もちろん(SCSIの例のように)間違ってる場合もあるんですが、少なくとも失笑を買うような読み間違いは避けられますよ。あまり妙ちくりんな間違いをしてると、聞いてる方も「間違ってるよ!」とも言いづらいですからね。